こんにちは、ちょかぶです。
少し時間があいてしまいましたが長男が誕生したときのことを書いていきます。
出産当日の朝
事前に準備してあった入院セットを車に積み8時に長女を幼稚園に送ります。車の中で「ママ頑張ってくるからあゆちゃんも頑張ってね」とボスが長女と話をして送り出します。
そのまま病院に向かい8時30分に予定通り入院受付をします。ボスと「この受付が混んでるんだよね」などと会話を会話をしながら受付に行くとなんと1番!まだ誰も来ていませんでした。なのですんなりと手続きが終わり3階の産婦人科病棟へ移動します。
9時に産婦人科病棟の受付を済ましLDR?出産用の部屋に移動します。
出産に立ち会う旦那さん?パパも休めるようにソファーベッドがあります。これはありがたいですね。長女の時はLDRが満室であまり使われていない予備の分娩室のような部屋で待たされたのでわたしはパイプ椅子を並べて仮眠した辛い記憶がありますのでソファーベッドは涙が出るほど嬉しかったです。
9時30分に医師からこれから出産までの説明を受けます。
9時53分、少し離れたところにある診察室に呼ばれますがわたしは診察室に入れないので廊下で待ちます。待機中に赤ちゃんの泣き声が聞こえてきてウチもいよいよだなぁとワクワクしました。そうしているうちにボスが出てきました。風船を入れたとかよくわかりませんが少しずつ出産に近づいているようです。
ベットイン
10時53分いよいよベットに寝て消毒用の点滴を打ちます。
11時28分 血圧を計り陣痛促進剤を投入します。
点滴をつけたままお昼ごはんを食べます。ボスはこの時のために持ってきたお気に入りのフリカケであっという間に完食してしまいました。ご飯もちゃんと食べれて落ち着いているようなのでひと安心しました。まだ出産まで時間がかかるので今のうちにご主人も昼食をすませてくださいと言われたので一度食事に向かいます。
午後はついに
食事から戻ると投与している促進剤のメモリが60になったいました。最初は20から始めて様子を見て徐々に増やすと言っていたのですが少しの間に大分増えていました。
午後2時ボスの様子がだんだんと苦しそうになってきました。陣痛の間隔も短くなってきていて波長計も長女が産まれる直前の時とよく似ています。
2時17分に一度トイレに行くように指示されますが起き上がるのがとても辛そうです。わたしも全力でサポートします。起こしベットから下ろし右手でボスを支え左手で点滴のガラガラ?を引きまたベットに乗せとできる限りのことをしますが苦しそうなボスを見るととても申し訳なく思います。無事に出産が終わったらたくさんの感謝と恩返しをしようと心に誓います。
午後3時に診察をするので一度部屋から出てくださいと言われたのでLDRから出て自分の母親に電話をする。任せていた長女のお迎えが無事にできたか確認しわたしが帰るまでの留守番と子守をお願いした。その後LDRに戻ろうとすると部屋の前が慌ただしい様子だったのでもう産まれてくるのだなと察した。扉の前で待っているともう少し待っててくださいと言われる。
時間にしたら10分くらいの時間だとは思うがその間に何人もの医療スタッフさんが慌ただしく出入りするため少し危ないのかなと不安に思い始めると何時間も待っているかのような感じがしてくる。
ようやく中に入るように言われ部屋に入ると…医師2名・助産師1名・助産師学生1名と教員1名・看護師2名・看護学生3名が待っていた。学生の臨床経験のために立ち会わせてくだいと言われ大丈夫ですよとボスが快諾する。
落ち着いているボスを見て安心する。ボスの横に立つとすぐに出産が始まった。何度か息むがなかなか出てこない、助産師さんが「もう少しもう少し上手だよ」とボスに声をかける。わたしは右手でボスの手を握り左手で酸素マスクを直し汗を拭き頭をなでビデオカメラの撮影をする。「大丈夫もう少しだよ」と声をかける。頑張っているボスに「頑張れ」とはとても言えなかった。
ようやく頭が出てきたもうひと息みでついに長男が出てきた。ボスに「産まれたよ、よく頑張ったね。ありがとう。」と伝えたが内心はそれどころではない。出てきた子供の周りにあるタオル類についた大量の血に長女の出産の時には感じなかった危機感を感じた。それでもボスを不安にさせないように普通いいるように心掛けた。ボスは産まれてきた長男に感動しているがわたしは医師の処置が気になり落ち着かなかった。しばらくして処置が終わりようやく子供をゆっくりと見る事ができた。
それにしても長女にそっくりすぎてボスと笑いながら「あゆちゃんがいる」と話していた。
もう少ししたらお父さんは退院までお子さんと会えないので今のうちにいっぱい見ておいてくださいねと言われたので撮れるだけ写真を撮っておいた。コロナ対策で母親も授乳のときしか会えないそうです。
子供とお別れし部屋の中にボスと2人きりになる。「お疲れ様、ゆっくりしてね」と言いわたしも帰る支度をする。ボスはやはり出産時の出血が多かったようで一般病棟には戻らずLDRで一晩越す事になった。ボスの夕飯と歯磨きの手伝いをして少ししてから帰路についた。
立会い出産を終えて
立会い出産をするべきかについては賛否あると思います。生々しいのが苦手な人もいますし緊張のあまり体調を崩してしまう人もいるそうです。が、わたしの場合は痛みに耐え苦しみながら必死に自分たちの子供を産んでくれた妻や頑張って産まれてくる子供を目の前で見ることで新しい命の父親であることを改めて実感することができ「産んでくれてありがとう。産まれてきてくれてありがとう。」と家族への感謝の気持でいっぱいになれたのでやっぱり出産に立会ってよかったなと思います。
でわまた
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